ワイナリー訪問とお肉ランチ
2016年3月20日 | category by FELICE BLOG, コーディネーターのつぶやき, トスカーナ, 食
こんにちは、ウェディング・コーディネーターの河田です。
昨日仕事の打ち合わせを兼ねて、友人と一緒に
キャンティのワイナリーへ行ってきました。
パンツァーノ・イン・キャンティという、フィレンツェから
南へ1時間ほど下ったキャンティ地方にある村です。
この辺りはゆるい丘陵地帯になっていて、あたり一面がぶどう&オリーブ畑。
お天気もまずまずで、すばらしい景観を堪能しながら
ドライブがてらのご訪問。
ワイナリーでは、オーナーの女性が館内を案内してくれました。
ここで作られているのはオーガニックワイン。
ぶどう作りから瓶詰め、その後の発送までのチェックまでも、
全行程においてここのワイナリーでオーナーさん自らが行っている
まさに手作りのワイン。
瓶詰めした後もきちんとそれぞれのワインに合った最高の出荷時期を
見極めるために、数ヶ月の間何度も試飲してチェックしているそう。
ワインを寝かせる樽のお話や、地域の生産者たちと組んで地域ぐるみで
オーガニックにこだわっていること、自然に耳を傾け月の満ち欠けなどを
見ながらこだわってぶどう作りをしていることなど、
興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。
家族経営でワインを造られている方のところにかお邪魔して
お話を聞かせてもらったことが何度かありますが、
皆さん揃ってご自身のされているお仕事に大きな自信と誇りを持っていらっしゃいます。
物作りの生産者皆さんそうですが、やはり自分で作り出すものを
心から愛されているんだなぁと、感じました。
心を込めて、手をかけて、良いものを作ろうとする姿勢にいつも感銘です。
そして、やはり自分のしている仕事に情熱を持って取り組んでいらっしゃる。
大量工場生産もののワイン製造とは全く違ったワインの作り方。
時には厳しい自然環境と戦いながら、休む暇なく手入れをして、
美味しいぶどう、ワインを作るため、日々研究して。。
た易いことではないと思います。
消費者を思って良いものを作ろうと努力する姿勢。
お話を聞かせてくれたオーナーの女性は私たちと同じくらいの年でしょうか。
子供もうちの子と同じくらいの年のお子さんがいらっしゃるとのこと。
ここにも頑張るお母さんがいました。
またこうやって頑張っていらっしゃる方とひと時を共にすることができて、
勇気と自信をもらいました。とても有意義な時間でした。
さてさて、ワイナリー訪問の後は近くの「お肉屋さん」でランチです!
パンツァーノの村へ来たらここは外せません。
この村の有名人、テレビ番組などにもよく顔を出すのでもうすっかり有名人ですが、
トスカーナでお肉屋さんといえばここ!というくらい有名な肉屋さん経営の
レストランにて。
もちろん、お肉 を食べに。
まずお肉屋さんの店先で軽くアペリティフ。笑
お店の奥の階段を上るとレストランになっています。
250gのミンチ肉にパン粉だけをつけて焼いたもの。
日本のハンバーグのように玉ねぎやつなぎは入っていなくて、
ザ・肉!!笑
上質の赤身のお肉は、中はほとんど生状態で牛のタルタルみたいでした。
美味しい~!
付け合わせにどっさりのフライドポテトと玉ねぎソテーとパッパ・アル・ポモドーロ
(硬くなったトスカーナパンをトマトソースで煮込んだパンのおかゆ)
と生野菜スティック(このお野菜が激ウマでした!甘い~)
パンとお水とワインで10ユーロ。これはお得です。
友人は20ユーロの肉三昧プレート。笑
牛のタルタル、牛のツナ風、ポルケッタ(豚の丸焼きを切ったもの)、
牛の煮込みに白いんげん豆の煮込みと生野菜スティック。
食べきれない~、ともがいていました。
ワインは先ほどのワイナリーで購入してきたものを持ち込み。
ランチから3人で1本空けちゃいました。
とーっても美味しいワインと、美味しいお肉。
幸せなランチでした~
フィレンツェから少し足を伸ばして、素晴らしい景色を楽しみながら
ドライブがてらこういった郊外を廻られるのも良いですよ。
フィレンツェ中央駅近くからパンツァーノ行きの長距離バスで行くこともできます。
夏場はテラス席もありますよ。