フィレンツェ中央市場のフードコート

2015年2月5日 | category by FELICE BLOG, ショップ・レストラン・バール, フィレンツェ, 食

こんにちは
フィレンツェ　ウェディング・コーディネーターの河田です。

先日久しぶりにフィレンツェの中央市場へ行ってきました。

もうどこのガイドブックにも載っていると思うのでご存知の方も多いでしょうが、「フィレンツェの胃袋」と言われていた大きな市場の２階スペースがが昨年の春にリニューアルオープン。
元フィレンツェ市長で現イタリア首相のマッテオ・レンツィの指揮の下、上質な食材だけでなくイートインを含むさまざまな食空間を提供するフードコートへと変わりました。
今までの地元密着型の「市場」とはかなり趣が変わってしまい少し寂しい気もしますが、新鮮なお野菜やお肉、お魚などの生鮮食品売り場は縮小されて１階部分に残っています。

１階から上がって行くとその雰囲気の違いにビックリですよ。笑
おじさんが汚れたエプロンをかけてお肉を捌いている光景の見ながら２階へ上がって行くと。。。

そこはとてもオシャレな巨大フードコート

イタリア中から集められた選りすぐりの食材を使って調理された、いろいろな種類のお店が並びます。

こちらはトリュフ専門のお店
トリフを使ったサンドイッチ、パスタ、前菜などが食べられます。

トリュフを使ったクロスティー二の盛り合わせ

トリュフソースや蜂蜜、バターなど
小さな瓶に入っていて、お土産にも良いですね。

チーズ専門店ではいろいろなタイプのチーズの盛り合わせとパンでお食事ができます。

手打ちのフレッシュパスタのお店
具は日替わりで、熱々茹でたての手打ちパスタが食べられます。

お肉屋さんではサラミや生ハムを挟んだパニーノや、キアニーナ牛というビステッカで有名な高級牛のお肉を使ったハンバーガーなども人気です。

エノテカ
選び抜かれた豊富な種類のワイン達。
グラスで注文することができます。

こちらは私が今回お目当てで行ったパン屋さん。
ここのバゲットとTORCHONという名前のパンがおススメです。
厳選された麦を石臼で挽いた粉と上質のお塩、天然酵母で自然発酵したパンは本当に良い香り。
ここでバゲットを買って、お隣のチーズ屋さんでチーズの盛り合わせとグラスワインでランチ、というのが私のよくやるパターンです。

私が訪れたこの時はまだ朝早かったのでお食事は準備中で写真を撮ることはできませんでしたが、他にもお魚屋さんで魚介のフライや生牡蠣やムール貝のソテーなどがあったり、フィレンツェの伝統的なお料理を出すお店や、前菜専門店、石釜で焼くピッツァ、モッツァレラチーズの専門店、サンドイッチ屋さん、ランプレドットというフィレンツェ名物の牛の胃袋を煮込んだものをパニーノにして食べるお店や、食後はジェラート屋さん、チョコレート専門店、ケーキ屋さんなどなど。。。
もちろん、ビールやアルコール類、カフェも揃っています。

フードコートというとちょっとチープな印象がありますが、そこはイタリア！
全てその場で作られたできたてのお食事を、紙やプラスチックのお皿ではなくきちんとお皿に盛って出してくれます。
ちなみに、お値段のほうもチープなフードコートとは違います。。。　笑

それぞれのお店でお会計を済ませ、中央にあるフリーのお席でいただく形式です。
ご旅行中に数名でお食事をされる時は、それぞれが自分の好きな物をチョイスすることができますし、もちろんお茶だけでもOK。
本当にいろいろなものがあるので、「ここは何を作っているのかな〜」って覗いて歩くだけでも楽しいです。
オープンキッチンにしている所が多いので、調理している所も見えますよ。

１階の市場部分は午後２時で閉まりますが、２階のフードコートは夜中０時までの営業！
今までこの界隈は、夜の一人歩きは避けたい感じの雰囲気でしたが、このフードコートが夜遅くまでオープンしたお陰で活気ができて安心して歩けるようになりました。

そうそう、フィレンツェのサッカーチーム　FIORENTINAの試合がある時はフードコート内の大画面でサッカー観戦ができます。
好きなお食事をチョイスして、ビール片手に地元の人たちと一緒にサッカー観戦も楽しいですね。
フードコート内にはチームFIORENTINAのグッズショップもあります。

Mercato Centrale
住所：via dell’Ariento,Firenze