体にも環境にも良い食べ物

2017年1月31日 | category by FELICE BLOG, コーディネーターのつぶやき

こんにちは。
ウェディングコーディネータの河田です。

毎週火曜日はGASグループの食料が届く日。
近くの広場へ取りに行っています。

GASとはGruppo di acquisto solidale（共同購入グループの意） の訳で、
有機作物や環境負荷の少ない物品を共同購入する市民グループです。
地元のママ友と２年ほど前に始めました。
地域の有機農家が作る旬の野菜や果物、卵、牛乳、チーズから
生活用品までを地域住民による少人数の消費者グループがまとめて注文、
購入するシステムです。
地域の生産者と消費者をダイレクトにつなぐ仕組みで、
地域の小規模農家などの活発化、流通を省くことでの梱包などの無駄や、
輸送の排ガスを抑えようっていう目的もあります。

地産地消

これですね。

毎週届くのは季節のお野菜。
我が家のすぐ近くの無農薬農家で栽培された、朝採りのものが届きます。

何が届くかはお楽しみ。

昨日は大きなキャベツ一個とポロネギ、レタス、たまねぎ、葉ネギでした。
種類は少なめですが、結構たっぷり入っていてこれで１０ユーロ

昨日からリンゴも加わり、リンゴは１kgで2.50ユーロ。

もちろんスーパーで買うよりは割高ですが、どこでどんな風に栽培されているか
を知っているので、安心して口にできます。

農家さんは定期的にGASグループのメンバーを畑に案内して
どうのように栽培しているか、栽培方法や肥料のことなどをお話ししてくれます。

リンゴはすっごく瑞々しくって、とても美味しかったです。
２kg買いましたが、多分２、３日でなくなってしまうでしょう。。。

雨の続くこの時期はお野菜は泥んこ。
小さなカタツムリがいっぱい付いていたりしますが、これもご愛嬌。
虫が美味しいって食べているのですから、品質は保証済み！笑　ですね。
他にも隔週でお肉とお魚とチーズや牛乳などの乳製品、
時々、はちみつ、小麦粉やパスタなど、
そして季節によって、ワインやオリーブオイル、
シチリア島からフィレンツェ近郊では育たない柑橘類なども届けてもらっています。

この時期はオレンジとレモンとアボガドが届きます。

そして、シチリアから届いた柑橘類で、こんなのも作ってます。

柚子胡椒ならず、オレンジ胡椒、マンダリン胡椒。

これがイタリア料理にも日本料理にもバッチリなのです。
パスタの隠し味に入れたり、サラダのソースに使ったり、
焼いたお肉やお魚に少しかけたり、
もちろんお蕎麦なんかにも薬味として入れたりしています。
色々な場面で大活躍な調味料。
皮を使うので、無農薬の素材がないとできない調味料です。

イタリアは国自体も、国民も、食に対して意識が高い人が
多いように感じます。

もともとイタリア料理は調味料を使ったお料理というのがほとんどなく、
味付けの基本は美味しいオリーブオイルとお塩。
どちらも国産の素晴らしいものが手に入りますし、
工場生産された添加物の入った調味料を使うお料理はほとんどありません。
スーパーなどのに出回っている製品も、かなり厳しく管理されていますし、
内容物も詳細に記載されているので、自分の目できちんとチェックして
購入することができます。
お野菜や果物も、フィレンツェの場合はできるだけ地元トスカーナ地方で
栽培されたものを中心に販売されています。

イタリアにいらした際には、ぜひ新鮮な地元のお野菜や果物を
味っていってくださいね。
そして、そんなシンプルかつ美味しいイタリア料理を存分に楽しまれてください。