コンフェッティ

2015年2月26日 | category by FELICE BLOG, ショップ・レストラン・バール, デコレーション・ブーケ

こんにちは
ウェディングコーディネーターの河田です。

今日はまた寒さが戻ってきて、北風ピューピューの寒い日です。
この時期暖かくなったり、寒さが戻ったり、晴天だったり、雨が降ったり。
風邪を引き易いですね。気をつけないと。

さて、先日コンフェッティのお店を訪ねてきました。
コンフェッティは日本ではドラジェというフランス語で浸透しているようですね。
披露宴などのお引き菓子としてお馴染みですね。
もともとはイタリアが発祥で、紀元前から貴族の結婚の内祝いや
子供の誕生のお祝いとして人々に配られていたそうです。

アーモンドは不滅の愛の象徴とされていることや、
一本の木でたくさんの実をつけることから、子孫繁栄の意味も込められ、
大切なゲストをお迎えし、そして感謝の気持ちとともにお見送りをする習わしとして
今でもイタリアの結婚式では必ず出される伝統的なお菓子です。

ですが、近年このお菓子も大量生産されたものが多く出回っていて、
私も結婚式や子供の洗礼式などでお呼ばれした時に毎回いただきますが、
アーモンドの質もイマイチでベターっとただ単に甘く、
正直お世辞にも美味しいとは思えないものが多く、
私自身が美味しいと思ったことがなかったこともあり
今まで日本のお客様にご紹介する気にはなれないでいました。

今回はそんな私の思い込みを覆す、とっても質の良い美味しい、そして可愛い
コンフェッティ専門店をフィレンツェ市内に見つけましたので、
ぜひこれは日本の皆さんにご紹介しなければ、と思います。

お店の場所はヴェッキオ橋を渡った川向こう、
ピッティ宮へ向かう途中の小さな路地を入ったところにあります。

お店の雰囲気も今までのイタリアのコンフェッティ屋さんとは違った
スッキリとしたシンプルな作りで私の好み。

中に入るとたくさんの種類のコンフェッティがカウンターのガラスケースの中に
並べてあり、カラーもいろいろで、見ていてとってもかわいらしいです。

お店の方が「味見してみる？」と言ってくれたので、
お言葉に甘えていくつか味見をさせていただきました。

まずはクラシックなアーモンドに白砂糖ペーストでコーティングしたもの。
一口口に入れて「えっ！」と思いました。
今まで食べたものとは全く違う味！
あの思いっきり砂糖！という感じのどぎつい甘さではなく、
ほんわり柔らかい甘さとでもいうのでしょうか。
甘みがとっても柔らかいのです。
そしてカリッと齧ると次はアーモンドの香ばしさとほのかな甘さ。
もう、一言　「おいしい！！」と叫んでしまいました。
コンフェッティってこんなに美味しいものだったんですか？
とついつい言ってしまいました。　笑
お店の方が「シチリア産の上質なアーモンドを使って、職人が丁寧に手作りしています」
とのこと。
納得です。

次はアーモンドではなくピスタチオのコンフェッティを。
こちらも、ほんのりピスタチオの塩味と優しい甘さの砂糖が相まって
後を引きそうな美味しさ。

そして、最近は定番になっているチョコレートコーティングのもの。
上のシュガーペーストはカプチーノ！
これ、もう感激の美味しさです！！
大袋に一袋山盛り買って帰っておやつにしたい、と思ってしまいました。笑

ここ最近食べ物でこんなに感動したのはいつぶりだろう？
私的には軽いカルチャーショックでしたよ。笑

ここのコンフェッティはシュガーペーストのフレーバーの種類の多さもビックリです。
全部書いちゃいましょうか〜
フルーツ系は全てホワイトチョココーティングで
ココナッツ
ピーチ
レモン
オレンジ
マンダリン
イチゴ
メロン
パイナップル
バナナ
洋梨
青リンゴ
ぶどう
スイカ
ベリー

ビターチョコのコーティングには
シナモン
エスプレッソ
ペペロンチーノ
ミント
などなど

ミルクチョココーティングには
ザバイオーネ
カプチーノ
ワッフル
ティラミス
などがあり

他にも
シャンパンやウィスキー、バラやすみれなどもあり

もうどれにしようか、一日居ても決められそうにないくらい
たくさんあるんです。
本当は全部味見したかったです〜

パッケージングもスタイルがあり、どれも可愛いものばかり。
数粒ずつ小箱やシルク製の小袋に入れて、イタリアでのウェディングに
ご参列くださるゲストにプレゼントしても良いですし、
大きめのお箱にいくつか違うフレーバーのコンフェッティを詰め合わせて、日本へのお土産や
ご披露宴のお引き菓子としてお持ちいただくのも良いですね。
何かお二人のお式のシンボルとなるような小物と一緒にお箱に詰めてプレゼントするのも素敵です。